色々と動画・大百科を見て、考えたことです。
ニコニコメドレーは、組曲からはじまったと思ってます。
その組曲からの流れは、次の二つありました。
1)組曲以外の曲でメドレー
いわゆる裏組曲、うらのうら(ry、裏の裏の裏(ryです。
今回はこちらには触れません。
2)組曲構成をリスペクトしてメドレー
大部分はこちらに該当します。今回の肝です。
で、そのリスペクト内容というのがどういうものだったかということを、個人的に考えてみました。
a)賑やかなアップ調の部分で静かな部分を挟む
b)静かな部分→賑やかな部分は「you」→「魔理沙は(ry」
c)ラストは陰陽師(エンドロール部除く)
d)陰陽師に様々な曲を重ねる(いわゆる「カオスタイム」)
そして、
e)選曲は、古い時代の曲から最新の流行までまんべんなく+個人趣味
実は流星群もこんな構成でした。というよりd)は完全に(組曲からではなく)流星群からですね。
(でも探したらd)構成のメドレーは本当に多いんです)
さて、そこで七色の構成を見てみると、
e):新曲縛り(つまり過去使った曲≒昔の曲は使わない)
が真っ先に出てきます。
結果当然ながら、b)c)d)は踏襲されず、全く新しいメドレーの発表と相成ったわけです。
多分、というか間違いなく、文句の9割はここに集約されると思います。
HEROESに入ったとはいえ、
youも魔理沙も、
億千万もきしめんも、
@も誓いも、
愛してるもとかちも、
もってけもハレ晴レも、
「ニコニコで流行った」曲でも過去使用経験があるので本編には出てこないんです。
そして、代わりに採用された曲。
大百科の記事によると、流星群比では、アニソンと東方が減ってボカロが増えたようです。
アニソンに比べて、ボカロ曲はそんなに有名というわけでもないので(一部除く)、
いくら「ニコニコで流行った」といってもボカロ優遇しすぎという意見が出てくるわけです。
(なおこれは曲数のみで、時間や表裏の関係などでだいぶ変化します。
実際、東方のナイツはMADが流行ったにもかかわらず裏だけで、
ここにも少ないながら意見が出てます)
ニコニコでのメドレー作品の第一人者、しもさん。
ユーザはどうも、その初期作品にまだ囚われているのではないでしょうか。
確かにyou→魔理沙の繋ぎはしっくりきます。
陰陽師バックでのカオスも安心できる混沌でしょう。
でも、その古い構成のまま作り続けるのでいいんでしょうか。
今回のメドレーは、そんな昔の構成を(良くも悪くも)捨てて新しく作り上げたメドレーです。
個人的にはもっと評価されてもいいと思っています。
特にラスト、けいおんEDから時報を経て曲が収束し、鉄琴のA(実音表記でラ)音で締め、最後の曲※につながる部分は、個人的に好きな部分です。
(※:最後の曲とは削除動画枠、つまりさくらさくらやアリア的な曲のことです)
結局どういうことか。
作品をニコニコ楽しめた人が勝ちです。
(ああ、なんてこの言葉は使い勝手がいいんだろう……)
【もっと言いたいこと・メドレー系全般】
・メドレーに知らない曲があってもいいではないですか。
むしろ知らないいい曲を知る機会になると考えれないでしょうか。
〈個人例〉
ニコぽい(完成版)→SING & SMILE (ボカロ曲)
LEGEND of Niconico→love cheat! (エロゲ曲)
<裏>らぶちーは1コーラスしか使えないんだよな……買おうかな……</裏>
・盛り上がれるアレンジが必ずいいわけではないです。
落ち着いた曲調がいい場合もないですか?
(もちろん例は「落選組」です)
私はメドレー系動画を最近好んで見るんですが、
選曲よりも組み合わせ・つなぎ・アレンジのほうを評価したくなります。
いかにひとつの曲としてまとめられているかがポイントだと思うんです。
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